和久井留美の超小噺
「古代エジプトのファラオに『ネコ(Necho)』という人がいるわ。…『ネチョ』って読んじゃ駄目よ?」
(ゲーム内投下日 17/2/22)
笑「暑い日にこそ たこ焼きど~ぞ」
原「たこ…タコ…タコメーター!車の話?」
(ゲーム内投下日 15/8/11)
………………
加蓮『奈緒がネチョられてると聞いて!』
神「られてないから!というかどこでそんな言葉 覚えたんだよ加蓮のヤツ……」
橘「タコメーターのタコの綴りは『Tacho』。『タチョ』ではありません」
杏「あー、プロデューサー。やっぱり、現実から目を背けちゃいけないと杏は思うんだ」
夏「そうだよな。それを踏まえて、だ。プロデューサーさん、昨日↓書かなかった“ある光景”があるよな」
P「……凛さんのふるまい、ですね」
夏「ああそうだ。奈緒のガチャの話題だってのに、あの凛が無反応なわけないよな。なのにアンタは、それについて敢えて何も書かなかった」
P「まあ、そのとおりですね」
夏「じゃあ、言ってもらおうか。前回、奈緒ガチャの話をしているあいだ、凛がどうしてたかを。いわば“記事の外の光景”を」
P「凛さんは……奈緒さんの足元に、猫のようにじゃれついてました。ごろにゃんごろにゃんと喉を鳴らしながら。本物の猫のように」
橘「あの凛さんは、完全に猫でした」
文「…演技とか、生態模写というレベルではなく、まるで本物の猫が憑依したかのようでした」
前「みくから見ても、あれは異様な光景だったにゃ。ほかの人が猫になるのは大歓迎って言ったけど、そういう意味じゃないからね」
P「ネコを撫でる奈緒さんのカードを見た瞬間からでしたね、ああなったのは。凛さんの頭の中でどういう思考回路が働いてああいう行動を取らせたのかは分かりませんが、はっきり言って正気には見えませんでした」
杏「まゆなんて、本気で半泣きだったよ」
ま「まゆ、ホラーは苦手なんですよぉ。まして、親しい人があんな、あんな姿に……」
比「まあ、ホラー扱いも仕方ないでスね、あれは」
P「ホラーといえば。さっき文香さんが猫が憑依したかのようと言われましたが、確かそんな怪異が実在すると聞いた覚えが……」
ク「猫のようにふるまう凛さんは、まるで、ダニエル書に『七つの時のあいだ獣のように生きた』と記されているネブカドネザル王のようでした」
神「名前は聞いたことあるな、ネブカドネザル」
P「ネブカドネザルⅡ世。実は彼、エジプトのファラオ・ネコⅡ世とも戦ったことがあります」
文(…まさか、ネコとネブカドネザルのエピソードを持ち出すためだけに、プロデューサーさんは凛さんにあんな狂気のふるまいをさせたのでは…)
橘(そうだとしたら、むしろそれこそ狂気の沙汰です)
杏「蘊蓄は良いんだけど、凛ちゃんはあれからどうなったの?杏、寝ちゃったから顛末を知らないんだけど」
神「ああ、加蓮に預けた。加蓮ならきっと何とかしてくれる」
夏「なんだその謎の信頼感」
文「…いまごろ、ネチョられてるころですか」
神「られてないから」
P「次に凛さんが登場するときは、ちゃんと元通りですよ」
ま「でも、あんな姿を見てしまったあとで、まゆ、どんな顔して凛ちゃんと接すればいいか」
P「大丈夫です、その不安もちゃんと元通りにしておきますから」
ま「そ、それはそれで怖いんですけど……」