家に智絵里軍団

シンデレラガールズと雑談のパッチワーク(ツイッター→ @yenichieri)

『後悔先に佇』『酔いビーム』

 

 

………………

P「橋の話をしたなら、パルスィに絡めるべきだったと後悔したなど」

楓「後悔先に佇、ですね」
橘「合ってるけど違います」
P「今日はそれでいいや。タイトルの話ですよ」
楓「あら、私こう見えても誕生日なのに、この扱い♪」
杏「むしろ嬉しそうなのはなんでなんだぜ」

P「しかし、何度も言ってますけど、楓さんの作風じゃないんですよね~」
凛「うん、楓さんのはこんなに小賢しくないんだよね」
楓「まだまだ修行が足りませんね♪」

P「ちなみに、楓さんとパルスィは目の色が似ていますね。と言ってみたけど……そうでもないですかね、これ」
神「パルスィったら緑だろ。楓さんも……まあ、緑系統か」
楓「あら、人の目をそんなまじまじと」
神「……ダメだ!この人の目、見てるとなんか酔っちまう!」
楓「酔いビ~ム♪」
P「それもタイトルにいただいときましょう」

橘「ちなみに、エルキュール・ポワロも緑です」
比「なぜポワロ」
橘「緑の目の有名人がそれぐらいしか思い付かなくて。パソン」

P「さて、また『思い出せなかった』話でもしときましょうか。すでに解決済みだし、別にここに書くほどのことでもないと思ってたんですが、思い立ってしまったし、これもまた日常の一ページということで、やっちゃいますか」
菜「いいんですよ~やっちゃって」

P「まずは問題編。中華の皇帝なんですけど、かなりヤバい人でね」
文「…それだけだと、たくさんいますね」
P「正しくね。で、その人物にも数々の激ヤバエピソードがあるんですけど……私の印象にいちばん残ってるのがね、建造中の宮殿の、地上から数十メートルもある棟木に登って、命綱もつけずに走り回ったっていうヤツです」
神「それはヤバいな。心身ともにヤバい」
P「ほかにもいろいろあるので、気になる方は調べてもろて」
杏「調べるために名前を教えてもろて」
P「はい、ではさっさと解答編。そのお方の名は、北斉の文宣帝こと高洋。なんとあの高歓の息子です」
菜「と、いわれましても~」
P「宇宙大将軍・侯景さまの上司ですね」
夏「なんかとんでもないワードが聞こえた気がするが」
橘「そのワード、学マスに登場済みです」
夏「学マスってやべーのか」

記憶の橋、解決への橋

 

 

………………

P「紅魔郷がリメイクだそうで」
菜「驚きましたね~!初めて幽々子様を倒した(と思った)ときぐらい驚きました」
P「あー、わたくしはそれ知っちゃってからプレイしたんすよねー」
神「私も同じくだなーそれ」
P「有名になると、ネタバレに触れる率も上がるアレです」

菜「そういえば、東方って若い人の間で流行っている、というか浸透しているらしいですね!」
P「ですね。そんな噂は聞いてましたけど、本当みたいです」
菜「隔世の感がありますね~」
比「若さを感じない会話っス」

 

P「本日は、別に更新する気もなかったのですが、ひとつ解決したのでご報告だけ」
杏「解決とな」
P「以前書いた『思い出せないモノ』が分かったんです」
橘「思い出した、ではないんですね」
P「残念ながら思い出せはしませんでした。とある方の動画を見てたら出てきたんです。まずは、出題編の『思い出せなかったモノ』はこちら↓」

 

戦で敵軍を包囲するときは、わざと一か所スキを作らなければならない。
そのスキの名称。あるいは通称。

 

比「あー、確か『◎◎の橋』だったような……ってやつっスね」
P「それです。橋で正しかったです。正解は『黄金の橋』でした」
楓「ゴールデンボールブリッジですね♪」
夏「ボールは余計だ、上玉姉さん」
神「てか、ポケモンやってるの楓さん」

P「ちなみに、孔子風に言うと『囲師必闕(いしひっけつ)』だそうで」
文「…ちなみに、隙を作る理由は正しかったですか?」
P「ああ、えっと、理由は『完全に包囲してしまうと敵は死に物狂いで戦うから』と
『敵が逃げ出したところを追撃して殲滅するため』でしたかね。まあでも『逃亡者を見逃して戦力を低下させる』も間違ってないと思うんすよね。個人または少人数なら逃げてもいちいち討たなかったと思うんす」
杏「まあ、そうかもね。でも、二つ目は明確に違うね」
P「ですね。やはり背後から討つのが楽みたいですからね、戦(いくさ)って。ただ、逃げる敵を追う場合、本当に逃げているのか、逃げるふりをしているのかを見極める必要はあるみたいですけど。ともかく、以上。解決編でした」

 

橘「思い返せば、これまでここで採り上げた『思い出せないモノ』はけっこう解決していますね」
P「言われてみれば、そうかもです。書いてみるもんですね。これからもどんどん思い出せずに行きましょう」
神「いやそれはなんかおかしいぞ」

東方一家言

 

 

………………

P「公式か二次かは忘れたんですけど、彼女がこう言ったのを覚えているのですよ↓」

 

『私はあらゆるものの専門家になりたいんだ』

 

神「……で、彼女って誰だ?」
杏「公式とか二次とか、架空の存在であることはほぼ確実だ」

P「その名は、霧雨魔理沙さんです」

菜「白黒で普通の魔法使いさんですねー」
P「そうなのk……です」
比「何かをこらえる音がしたっス」

P「そして最近、彼女のこの夢あるいは目標は、ある意味では達成されているのかもしれない……と、思い至った次第」

比「その心は?」
P「氾濫するゆっくり解説動画群を見るがいいですよ」
比「ああ、そういうあれでスか」
P「およそほとんどあらゆる分野の解説が揃っているといっても過言ではありませんよ」
神「さすがに過言だろ。魔理沙以外が解説役の動画もあるし」
杏「そもそもあの饅頭どもは本人とはまた別の存在だしねー」

神「てか、公式か二次か覚えてないのか」
P「はい。なぜかというと、作者が公式も二次も描いてる人だからです」
菜「あーなるほどです」

P「ちなみに、私の夢は『あらゆる分野に一家言持つ』だったりします」
比「似てまスね」
P「真似っこじゃないです。昔からの夢です。つまり私は実質魔理沙」
杏「そうはならないのぜ」
P「それを目指していることを示すために考えた肩書が“万物研究家”というわけですね」
橘「以前、唐突に出てきた肩書にそんな意味が」
P「まあそんな感じです。夢を抱いてから肩書を思いつくまでに多少の時間がかかってますけど」

杏「で、成果は出てんの?研究の」
P「出てますよ。その一端をここで発表してきたつもりだったのですが」
杏「あ、ふーん」
P「もちろん、これからもそのつもりなので。一同様、よろしく」

手のひら返していこうぜ

< Yummyに飲まれよ♪
(ゲーム内投下日 21/4/14)

 

………………

P「本日は、真面目な話です」

杏「え、できるの?」
P「できますとも。これ以上付き合うと真面目な雰囲気が作れないのでここまで」
杏「OK,本題ー↓」

P「手短に。いや、もう結論から↓

 

状況が変わったことで印象や意見や言動が変わるのは当然のこと。
それを『手のひら返し』と呼び、非難するのはおかしい。

 

これです。これだけです。以上」

杏「ほんとに以上?」
P「でもいいです。これは以前からずっと思ってたことです。例えば、実際に目撃したことですが……ある配信者があるゲーム機について『興味ない。買わなーい』と言ってたんです。ところが、その人の大好きなゲームメーカーの新作がその機種で出ることが分かって『はい買う!買わせていただきます!』ってなった、その途端にね」
神「コメ欄が『手のひら返しかよー』と」
P「そういうことです。私としては『いやいや、好きなメーカーのゲームが出るとなったら買うだろ。さっきまで興味なかった機種だとしても。それの何がおかしいんだよ。何が“手のひら返し”だよ。筋は通ってるだろ』って」
比「まあ、そうっスね」
P「繰り返しますけど、状況が変わったことで意見が変わるなんてのは至極自然なことで、それを『手のひら返し』と呼ぶのがそもそも言葉の意味として間違ってるんです。夏に暑い暑い言ってたヤツが冬になって寒い寒い言いだしたら手のひら返しなのかよって」
楓「それは、衣かえしです♪」
P「不真面目休題。問題にされるべきは、なんも変わってないのに意見や言動が変わった場合です」
夏「それは、ただのやべーヤツだな」
P「正しくね。例えるなら、食わず嫌いしていたモノをある日 食べてみたら美味しかった。これは自然。なんも問題なし。『手のひら返し』ですらない。でも、食わず嫌いしていたモノを食べてもないのにある日 突然『アレ美味いよね~♪』とか言い出すのは」
橘「やべー、ですね。正気を疑うレベルです」
P「正しく。そして、それがこの世界には実際に存在するから厄介なんです。そういう輩は厳しく非難されても仕方ないと思います。その点はお間違いなく」

杏「マジレスするとさ、そういうのはたぶん、目に見えない部分で何かが変わったんだよ。あるいは、変わることを強いられたんだよ、こっちからは見えない何かに」
夏「おーこわいこわい」
楓「真相はヤミーの中、ですね♪」
P「さらば真面目な話」

Xに貼るほどでもない日

 

 

………………

P「ケイトさんのスタンドはやっぱり『ロンドン・コーリング』が良いと思うんです」
比「急に始まったっスね」

夏「クラッシュか」
P「デザインはロンドン・アイをモチーフにした非生物的な感じで」
橘「観覧車ですね」
P「能力は、ちょっと具体的に思い付きませんけど……なんかこう、設置式の防御型で、条件を満たさなければどれだけ攻撃しても完全ノーダメージ、みたいな」
杏「金庫みたいだ」
P「良い例えですね~。さす双葉さん」
杏「褒めても暗証番号は教えないよ」
P「えー。…ごほん、もちろん本体へのダメージもないし、逆に本体を攻撃してもスタンドに影響なし、です」
神「強いというより、面倒だな」
菜「攻撃してこないノトーリアスBIGみたいですねー」

 

P「とまあ、スタンド能力の妄想は終わりがない遊びです」
比「いまだに味がする、ってやつっスかね」
神「わかるけど。やらないやつはいないといって良いレベルだけど」
菜「765の皆さんがスタンドバトルするスレを読んだ記憶があります。もうだいぶ前ですけど」
比「知ってるかもっス。ラスボスの春香さんが絶望的に強かったような記憶が…」

 

P「うーん、一人だけだとアレなので、もうひとり」
杏「お、誰?」
P「たくみん。スタンド名はシンプルに『バーン』かなー」
菜「あー、知ってます!ディープ・パープルですね」
夏「お、さすがに有名か」
P「能力は、『触れたものを時限発火装置にする』」
比「キラークイーン的な?」
P「威力的にはその劣化版です。あくまで発火するだけ。ただし、複数の物に同時に発動することができます。なお、触れた物体は火を噴くだけで燃えません。が、周囲に可燃物があれば燃え移らせるとはできます」
神「さっきとは別の意味で面倒だなー」
菜「キラークイーンほど威力があれば問題ないんですけどねー」
P「もちろん、触れたものを即発火させることはできません。触れる→発火装置化→スイッチオン、と過程を踏まないといけません」
夏「聞けば聞くほど、雑で豪快な拓海には合ってなくないか?使いこなせんのか?」
比「確かに。これは意外と準備や計算が必要な能力っスね」
P「性格的に触れるもの皆傷つけるような能力にはならなかったんでしょう」
夏「もっともらしいな」
橘「だけど、やっぱりちょっとおっかない……みたいな。いえ、忘れてください」

P「ご安心を。実はもう一つ使い方があることに気付く、というイベントをご用意しております。ちなみに、ビジョンはまんま“炎”です。スタンドを出すと、漫画とかでよくある“炎を背中に背負った姿”になります。あ、これヒントかもです」
菜「宿題、ですかねー」
比「誰に対するなんスかね」
杏「ゴールデンウィークに宿題とか、こいつは漆黒だー」


P「ここまで書いといてアレですが、ぶっちゃけ冴えてませんねえ」
菜「い、いや~これくらいでいいんじゃないですか?あんまり難解でも逆にアレですし!」
P「はは。前にやったちひろさんのやつ↓は良かった気がするんですけどねー。この記事は旧ツイッターへ貼るのはやめとこ」

 

akane-p.hatenablog.com

◎◎永遠子(とわこ)の話

 

 

………………

P「さいきん流れてきたのは、ウェイロン・マーシーのプロモ」
菜「どこかで見た顔だと思ったら、スパイビーさんですね~これ」
楓「よ~く見れば確かに見た顔ですけど、表情も雰囲気もかなりキマってて一見わかりませんね♪」
P「そうなんすよ。髪色も違いますし。いわゆる狂人・異常者ギミックの一種ですね」
菜「アメリカマット界って定期的に狂人キャラをお出ししてきませんか?」
P「ですね。もしやこれは、世代バレ・年齢バレを誘うネタに使えるかもしれませんね、菜々さん」
菜「え、あ、はい。菜々は、えーと……あ、アニマルさんです!」
P「む、これはさすがにあり得ない古すぎる名前を挙げて煙に巻く作戦?!」
楓「いえ、アニマルさんは菜々さんなら本当でもおかしくない年代では♪」
菜「え、あれ?そうですか?ええっ」
P「うーむ、プロレスも歴史も年代の把握は苦手なんでぱっと計算できない……」

 

楓「あなたの狂人・異常者ギミックはどこから?ふふ♪」

 

P「ちなみにウェイロン・マーシーは、私もぶっちゃけほとんど知らなかったんですが、短期間で終わったギミックながらわりと重要というか、後世への影響は大きいギミックだったっぽいです」
菜「へえ~どんな風にですか」
P「要するに、それまではコミック的な、言ってしまえばあからさまに作り物なキャラクターがほとんどだったアメプロ界にリアル路線のキャラクター像を持ち込んだ先駆け的な存在である……みたいな。そんな感じっぽいです」
楓「知らんけど♪」
P「はい、知らんけど」
菜「知らんけどのツープラトンやめてください!」

 

P「前置きが長くなりました。本題。子供のころ、進研ゼミをやってたんですけど。あれって、勉強だけじゃなくてお楽しみのコーナーもあるんですよね」
菜「あーありますねー。おたよりやネタバトル系の投稿コーナーとかもありましたし、たまにそのお楽しみパートだけを集めたみたいな別冊もあった気がします!」
P「で、最後の方に漫画も載ってるんですよね。その漫画の一作をね、覚えてたり思い出したりしたので、忘れないうちに書き留めとこうと思いましてね」
杏「出たな記憶ネタ」
比「それだとちょっと意味が違う気もするっスけど」

P「さて、本日の作品は、さすがにタイトルは思い出せないんですが……主人公は中学一年生の“永遠子”という娘です。読みは『とわこ』」
夏「ゴージャスな名前だな」
P「見た目も、ふわふわの金髪ロングヘアーにスタイル抜群のゴージャスな超美少女です。ただし、実家は超庶民で、両親も超平凡」
杏「生まれる家を間違えた感じ」
P「そう、まさに本人もそう信じていて、いつか“白馬の王子様”に出会い、さっさと結婚して本物のセレブになるのが夢なんです。……当時、セレブというワードは一般的じゃなかった気もしますが」
菜「昔なら、ハイソですかねー」
P「うーんノーコメント。さて、この永遠子さんにはもう一つさっさと結婚したい理由がありまして。それが、生まれ持った名字を捨てたいからなんです」
神「自分の名前が気に入らない、と?」
P「正しくね。永遠子という名前は自分にふさわしいとご満悦に気に入ってるんですが、名字がどうしても許せないんです」
橘「そんなにひどい名前なんですか」
P「いえ、ひどくはないです。だって“村山”ですから。むらやま」
夏「よくある名前だな。それが嫌なのか永遠子は」
P「そう、彼女はこの超普通で超平凡な名字が嫌すぎて、一刻も早く自分にふさわしい王子様と結婚してその名字になりたいんです。自分にふさわしい王子様なら自分にふさわしい名前の持ち主だって寸法ですね」
凛「なかなかすごい理由と理屈だね。実際にもあるのかな。まゆとかどうなの」
ま「うーん、そこまで名前にこだわるのは、よくわかりませんね」
P「ともかくそんな感じの永遠子さん、なんと入学早々、入学式の日に理想の王子様に出会ってしまうんです」
杏「劇的にテンポがいい」
P「一年間の月刊連載ですからね。その王子様は同じ学校の生徒で……同学年か先輩かは忘れましたけど、長身のイケメンでまさに永遠子さんの理想の王子様だったんですね(当時イケメンというワードは以下略)。ところが」
夏「ところが?」
P「彼の家もまた超庶民でね。商店街の酒屋だったかな。それで永遠子さん大ショック。しかも名字がね」
神「平凡な?」
P「いえ、ぜんぜん平凡ではないのですが……永遠子的には、ね」
文「…気に入らない、と」
P「はい。その名は“御手洗”。みたらい」
杏「あー、まあ珍しくはあるけど」
P「はい。でも永遠子的にはセレブらしくないにもほどがあったようで、ダブル大ショック。しかも彼に面と向かってかなり失礼なことを言ってしまって初対面早々に大ゲンカ」
比「出会いは最悪。定番ではありまスね」
P「言い忘れましたけど、永遠子さんは人格的にかなり難がありましてね。とにかく常識が無くて、超マイペース。世界は自分を中心に回ってると思ってるタイプ。一言でいえば破天荒そのものなんです」
神「平凡な家に生まれてどうしてそうなった」
P「それ。両親も心配しています。まあ、悪い娘ではないのですが、とにかく無意識のトラブルメーカーで、そんな彼女の大騒ぎな学生生活が描かれていくわけです」
菜「青春はハプニングですね~」
P「しかしまあ、話が進むにつれ御手洗君ともいろいろイベントがあり、いつしかお互い憎からぬ仲になっていったり、そこに恋のライバルとして本物のお嬢様が現れたり」
杏「王道ラブコメだー」
P「そうそう、名前は忘れましたけど、そのお嬢様と賭けをするんですね。『御手洗君をゲットしたら、ゲットできなかった方は相手の下僕になる』という」
橘「お互い大きく出ましたね」
P「自信家同士ですしね。お嬢様のアタックに、御手洗君も彼女のことが気になりだしたりなんかして……そんな流れで、終盤に事件が。永遠子さんに求婚者が現れるんです」
文「…急展開ですね」
P「これがなんと本物の大富豪の御曹司で、しかもさわやかイケメンと来たもんです。しかも名字がね」
凛「やっぱり名前がカギなんだね」
P「はい、彼の名は“伊集院”。いじゅういん」
夏「もしや永遠子的にストライク?」
P「正しくど真ん中の大ストライク。永遠子さんは御手洗君をほっぽり出して伊集院君の方に行ってしまいそうになるんです」
菜「え~~~」
P「で、どうなるの?!といったところで、最終回に。という感じだった気がします」
神「で、どうなった?」
P「時間は少し飛んで、新学年の新学期。まず、伊集院君は伊集院パパに『人の恋路を邪魔しちゃいかん』と連れていかれたことが明かされます。そのあと世界の秘境巡りみたいなのに引っ張りまわされて『生きてはいるらしい』なんて説明が入ってたような」
夏「とんでもないことになってるな」
P「御手洗君は、けっきょく永遠子さんを選んで、めでたしなんですが……なんと当の永遠子さんがね」
凛「どうなったの?」
P「なんと、自慢のふわふわ金髪をバッサリ切ってショートヘアーになります」
菜「おお~大変身!」
P「この大変身、子供心にかなりインパクトあったのを覚えてます。制服の着こなしもくだけちゃってね。で、始業式が終わって、御手洗君の自転車の後ろに乗って二人で酒屋の配達に出かけるんですね」
杏「庶民ライフだー」
P「そう、まさに庶民。セレブがどうだとか、結婚がどうだとか、名字がどうだとか、どうでも良くなった感じです」
文「…妄執からの解放ですね」
P「本当にね。完全に吹っ切れた姿です。そしてそれをライバルのお嬢様が追いかけてきて『約束どおり私を下僕にしなさいよ!』って言うんですけど、二人は『そんなのやーだね~』と走り去って……とまあ、そんなエンドです」
凛「うん、さわやかなエンドだね」

P「他にもところどころ覚えてるシーンや展開があるんですが、これ以上長くなるのもアレなので。……ただ、そうだ、最後にもう一コマありましたね。それだけ」
神「走り去ったあとか」
P「はい。永遠子さんと御手洗君が二人並んでこちらを見ながら満面の笑みで、

 

『ちわー 御手洗酒店でーす』
『ご注文の品お届けに上がりましたー』

 

って言って、エンド。です」
杏「ますますさわやかかよー」
P「さわやかですねー。ちなみに絵柄は、よくあるコメディタッチの少女漫画風だったと思います。というわけで、またなんか思い出しましたら」

ヴァン・ダイン氏から一言

 

 

………………

P「やる気の残滓を駆って、これを書いています」
杏「要するにカスだ」
P「熾火ってやつです。やる気がカスだからって、内容もカスとは限らんですよ」
杏「じゃあ見てやろうぞ」

 

P「私がクイーンより好きと言ってはばからないのは」
橘「ヴァン・ダインです」
P「そうです。そのヴァン・ダインに関して、書いてなかった気がすることを思い出しまして」
文「…ほう、それは?」
P「ヴァン・ダインといえば『ファイロ・ヴァンス』シリーズです。このシリーズは名前の通り悠々自適の青年ファイロ・ヴァンスを探偵役とした本格ミステリなんですね。では、物語の語り手はと言いますと」
橘「ヴァン・ダインです。つまり、作者本人です」
P「そのとおり。ヴァン氏はヴァンスの友人 兼 法律顧問 兼 助手であり、その活躍の記録者でもあるという、いわゆるワトスン役。そう、この辺も作者と探偵役が同じクイーンとの対比と言えるのですが……。さておき、記録者としてワトスン博士とヴァン・ダインにはひとつ、大きく違う点があるんです。わかります?」
文「…いえ。それは」
P「このヴァン氏、作中、つまり自分の書いた記録の中で、ほとんど発言しないんです」
神「発言しない?」
P「そうです。もちろんヴァンスと会話することはあるんですが、そのときもセリフは地の文で言うんですね。『◎◎ではないか。私はヴァンスにそう言ってみた』みたいな感じで」
菜「な~るほど。直接、『「しかしホームズ」』みたいには言わないってことですね。あ、言わないというか、書かないというか」
P「正しくね。これはまあ、ワトスンとヴァンの違いというか、ドイルとヴァンのスタイルの違いなんですね」
橘「確かに。他の作家を見てもそのへんのスタイルの違いはありますね」
P「はい、だから別にどうこう言うことでもないんです。が、まあ、もしかしたら『ファイロ・ヴァンス』は人物に魅力がない・人間が書けてない系の批判の一因なのかなとは思いますけど……それはまたさておき」
凛「うん、さておき」
P「そんなセリフのないヴァン氏ですが、実は作中でセリフを発したシーンがあった気がするんですよね」
神「そういやさっき『ほとんど』って言ったな」
P「よく覚えておいでで。私の記憶が確かなら、ほんの一か所か二か所ほど、地の文以外でヴァンスに話しかけたシーンがあった気がするんです。……なかったですか?」
橘「さすがに、わかりません」
文「…同じくです」
P「ですよねー。……どうですか、杏さん」
杏「うーん、確かめればいいんじゃない?」
P「はは、それができれば苦労はなんとやら、ですよ」
杏「だからいちおうこうやって世間に向けて投げておく、と」
P「正しくね」
杏「特に感想はなし」

 

P「そういう文章のスタイルって、ふつう統一するものですよね。だからその一か所二か所だけあったような気がするセリフのことが、以前から妙に頭に引っかかってたのをね、ふと思い出したので、忘れぬうちに投げてみました。……うーん、ひとつは『誘拐殺人事件』だった気がするんですけどねー。ヴァン氏ってほぼほぼ我を出さないんですけど、『誘拐』で珍しく強情張るシーンがあるんですね。そのへんなんじゃないかなーって」
文「…確かめ」
P「それでき。まあ、いつかね」