家に智絵里軍団

シンデレラガールズと雑談のパッチワーク(ツイッター→ @yenichieri)

六冊天使ノートちゃん

 

 

………………

神「ついに裕美ちゃんに声が付いたな。触れてなかったけど、柚ちゃんにもな」
杏「『どうしても外せない話題』のもうひとつがそれだったんだけどね。疲れたからって次の日に回したはずが、けっきょくそのままっていう」

橘「ひとまとめにしてしまって申し訳ないのですが、裕美さんと柚さん、そしてお二人の担当プロデューサーさんはおめでとうございます」

神「なんかプロデューサーがいないから、アタシたちで済ませといた」
菜「プロデューサーさんに代わって、ご苦労様です」

杏「で、プロデューサーはどこ?見当たらないんだけど」
凛「プロデューサーなら、私の隣、じゃなくて下で寝てるよ」
神「おい、下って……ああ、ほんとだ。凛の足元に転がってるな。寝てるのかこれ。……ていうかなんで足元に?」
菜「プロデューサーさん、寝てるというより、その場で力尽きたって感じなんですけど……凛ちゃん、なにしたんですか?」
凛「別に、なにも。ただ、眠気と戦いつつ這って更新用の机にたどり着こうとするプロデューサーに、子守唄を歌ってあげただけだよ」
夏「つまり、止めを刺したんだな。寝落ちの」
橘「凛さんは鬼かなにかですか」
凛「歌ったのはシスターだから。悪いのはシスター」
神「歌わせたのはお前なんだろ。シスター悪くない」

幸「じゃーん!ここに取り出だしたるは、プロデューサーさん愛用のノートです」

杏「お、プロデューサーが動けないと見るやさっそく仕掛けてきたねさっちゃん」
幸「ふふーん、そこらへんに放り出しておくのが悪いんです。大事なものならしまっておくべき。つまり、ボクは悪くない!」
凛「うん、幸子は悪くない」
神「悪いよ!主に手癖が」

凛「で、そのノートがなに?匂い、嗅ぐの?『お前もこちら側だ』なの?」
幸「ち、違いますよ!ボクは凛さんたちとは違うんです!」
文「…紙の匂いは、意外と独特なので…使用者の残り香まで、たどり着けるかどうか」
菜「菜々ははっきり言って自信ありません!」
夏「へえ、嗅覚も老化するのか」
菜「な、なにを~!?」

幸「あの、匂いの話は置いといて下さい。大事なのはノートですから!」
神「ああ、そのノートがなんなんだ?」
幸「これ、ちらっと中身を見てしまったんですけど……プロデューサーさんがこれまでゲーム内で投下してきたネタを清書するためのノートなんですよ!」
杏「つまり、『ネタ帳』だ。ただし清書用の」
橘「ふつうは思い付いたアイデアを書き留めておくのが『ネタ帳』ですけど、使用済みネタを清書するノートも『ネタ帳』と呼んで間違いでは無いと思います」
幸「そうでしょうそうでしょう!そしてつまりけっきょく結論から言ってプロデューサーさんはボクと同じく『ノートの清書』が趣味だったというこの事実!わかりますか?」
杏「ああ、そういえばそんな趣味のアイドルもいたね。目の前に」
幸「いましたとも!いやあ、ノートの類が好きと聞いたときから もしや とは思っていたんですけど……さすがはプロデューサーさん、高尚な趣味をお持ちです!」
橘「幸子さんは『ノートの清書』を『写経』か何かと勘違いされているのでは」
凛「でも、共通点を見つけて嬉しくなるのはよくわかるよ。うん」
幸「きょきょ共通点見つけてうれしいとか、そそそ、そういうレベルの話じゃないですから!ボクがいちばん言いたかったのはそこじゃなくて!ほら、皆さんも見て下さい。このノートの中身」
夏「良いのかよ、ひとのノート勝手に見て」
幸「ロッカーさんがなにをいまさら良識的なことを」
夏「な、なにを~?!」
幸「ええいめんどくさいですね!ボクもう見ちゃいましたし、どうせだから皆さんも見て下さいって話をしてるんです!」
神「流行ってるのか?道連れ大作戦」

凛「ふーん、これがプロデューサー愛用のノート?どちらかといえばメモ帳に近いサイズだけど、デザインはノートだから……ノートなんだよね」
杏「確かに小型だけど、これはノートだね」
橘「はい。A6のノートですね」
夏「表紙は茶色の厚紙で『P』って書いてるな」
凛「うん。そんなノートが、6冊あるね」
文「…6冊、ですね」

比『ぴぴるぴるぴる』

神「それは『撲殺』だ先生。ちなみに『ぴぴるぴるぴる』なラノベは、プロデューサーさんが現役で読破した数少ないシリーズのひとつだって言ってた」
菜「『読殺天使ビブリちゃん』というネタも大昔に考えたって言ってましたよ」

杏「『六冊天使ノートちゃん』」

菜「え?なんですかそれ」
杏「いや、今日はプロデューサーが使えないしさ、タイトルは勝手にこれで行こうよ」
神「なるほど、天使がさっちゃんに掛かってるのか」
杏「『ぴぴるぴるぴる』は『P』がいっぱいだしね」
菜「おお、無駄な芸コマがプロデューサーさんっぽい!再現度高いです」
凛「うん、それで良いんじゃない?」

橘「仕切り直します。ノートが6冊からキューです」
神「6冊もか。清書用ってことは、使用済みネタがもうそんなにたまったってことか」
幸「いやだからそこなんです、ボクが言いたいのは。ほら、さっさと中身見て下さい」

文「…では、失礼して…あれ、これは」
神「んん?なんだこれ」
凛「うん、まさになんだこれ、だね」
杏「なんでこうなっちゃうかな」
夏「はは、なるほど。そういうことか」

幸「皆さん、ボクの言いたいことがわかりましたよね?」
夏「ああ。つまり、ノートは6冊あって、そこに使用済みネタが清書されてるわけだが……ネタは1冊目の頭から順番に書き込まれているわけじゃない。あちこちにバラバラに書き込まれている。6冊のノートのあちこちに、バラバラにな。……説明、これでいいか?」
幸「ありがとうございます夏樹さん。つまり、ボクが言いたかったのは、そういうことです」

神「確かに、ノートを順に埋めていかないのは、妙と言わざるを得ないかもな」
杏「さっきも言ったけど、なんでこうなっちゃうのかなこの人」
文「…とは言え、変態的とか、猟奇的とか、衝撃的とか、冒涜的とか、天才的とか…そこまでのことでもありません。ですから、構わないのでは」
凛「うん。単なる癖だよ。本人が書きたいように書いてるだけ」
夏「そりゃまあ、そうなんだけどさ。なんか、なあ」
橘「はい、なんとなく不気味です」

 

神「さて、そろそろプロデューサーさんが目を覚ましてオチに入る……はずだけど」
夏「いっこうに起きる気配がないなこいつ」
凛「シスターの歌が効きすぎたかな。ふふ」
神「ふふ、じゃねーよ凛。ほんとに子守歌だけなんだろうな?」
杏「昨日も寝落ちでサボったプロデューサーを見かねて、お仕置き拷問を実行しちゃったとかじゃないよね」
菜「そうそう、“蒼魔刀”とか“雪崩式片翼の天使”とか食らわしちゃったりしてませんよね?」
凛「して……ないよ?」
夏「なんだよその間は」

杏「てことは、これはあれだ。オチが思い付かないから起きてこられないだけだよきっと」
夏「だとしたらしまらねー話だな。まあいい、今日は解散だな」
橘「そうですね。国会も解散したことですし」

文「…ちなみに、ここの常連で選挙権があるのは」
菜「スト~ップ!ブログで政治の話題は感心しませんよ文香ちゃん!」
凛「焦りすぎじゃない?ふふ」

 

神「よし、なんだかんだでオチが付いたな」
菜「困ったときの菜々オチは止めて下さいよ~」

拷問法『飛鳥の歌』(考案者・荒木比奈)

比「手足拘束目隠し猿轡して飛鳥ちゃんの曲を24時間聞かせ続ける拷問を思い付いたっス」
P「分かったから寝ろ」
(ゲーム内投下日 16/2/21)

 

………………

凛「寝落ちばかりのプロデューサーに比奈先生考案の拷問を試したいんだけど、かまわないよね」
杏「ブログはすでに拷問に変わっていたのか」

P「やめて下さい死んでしまいます」
凛「死ぬ気でやらないと、覚えられないよ?大丈夫、痛くないから」
P「確かに私は拷問マニアですけど、自分がやられる側なのは御免こうむります」
神「いまなんか聞き捨てならないワードが聞こえた気がするけど……聞こえなかったことにした方が良いか?」
杏「そうだねー」

橘「『眠らせない』のは、拷問の基本です」
文「…三大性欲、ごほん…三大欲求の最たるものである睡眠を阻害する。考えただけでも気が狂いそうです」
比『人間、寝たいときに寝れるのがいちばんの幸せなんスよ。いやほんと』

P「ロードレースでも、落車で怪我して、リタイアこそまぬがれたものの、夜 痛みで眠れず調子を崩す、というパターンがけっこうあるみたいです」
凛「200キロ走って 夜 眠れないなんて、まさに拷問だね」

楓「音楽を聞かせる拷問だけに、『イヤホンと』?ふふ」

橘「楓さん、駄洒落を我慢するのと、お酒を我慢するのと、どちらが良いですか?」
楓「どちらでも死んでしまいます♪」
夏「はは、楓さんにとってそれ以上の拷問は無いってわけだ」

P「ジロ・デラ・トスカーナ、第1ステージはカミングスが逃げ切り」
洋「おじさんお久しぶりですね!ステージ勝利となると、去年のツール以来ですか?」
P「国内選手権を除けば、そうですね。総合優勝はありましたけど」

保「今回は、珍しく独走じゃなかったのね」
洋「そうそう、4人で逃げ切り確定からのスプリントだったみたい」
P「しかもその逃げ面子が、カミングス、バッカールト、ベルナル、そしてニバリっていう」
保「グランツール覇者と噂の若手と曲者おじさんと、もうひとり。熱いわね」

P「トスカーナ第2ステージ。ギヨーム・マルタンが独走勝利。そして総合優勝もゲット」
保「またまた登場、哲学者さん。これは本当に覚醒したのかも」
洋「これで、連続総合優勝!そして、3連続ステージ勝利です」

P「インドネシアのツール・ド・バニュワンギ・イジェン、で良いのでしょうか。第1ステージ、レベリンが独走勝利」
洋「レベリンおじさんは今年で46歳!なんとカミングスさんの10歳年上!」
保「もうカミングスをおじさんなんて呼べないわね」

シュレディンガーの狸

今にも雨が降り出しそうな、澱んだ曇り空の下。

薔薇の館が見下ろす中庭の一角に、五人の生徒が集っていた。
不気味に生ぬるい風が、館の周りを、そして五人のあいだを吹き抜ける。

「『シュレディンガーの猫』を知ってるかしら?」

おもむろに口を開いたのは水野蓉子だった。
風を切り裂く真空波のように鋭い、否、鋭すぎる声。
それに答えたのは蓉子の妹、小笠原祥子

不確定性原理の説明に使われる寓話ですね」

その美声が、姉のそれに劣らぬ切れ味で駆け抜ける。

「不透明な箱の中に『猫』が一匹。そのすぐそばに『一分後に崩壊して放射線を発生させる確率が50パーセントの原子』と『放射線を感知する装置』が一つずつ。そして、その装置は『青酸ガス入りのビンのふた』と連動している」
「つまり」

島津由乃が口を挟む。

「原子が崩壊したら……装置がそれを感知して……ビンのふたが開く。……という仕組みですか?」
「そういうことね」
「青酸って」

由乃の姉である支倉令も、恐る恐るといった風情で会話に加わる。

「猛毒よね?ということは、ふたが開いたら猫は死ぬってこと?」
「そういうことになるわね」

祥子が感情のこもらない口調で答える。

「それってつまり……どういうことなんですか?」

由乃が腕を組んで難しい顔をしながら訊く。

「猫たちが入っている箱は不透明」

冷気を帯びた蓉子の声が低く響く。

「外部からは、猫の様子も原子の様子も装置の様子もビンの様子も分からない。さて、今から一分後……猫は生きているかしら?それとも死んでいるかしら?」
「『50パーセントの確率で生きている』と思います」

由乃が即答する。

「それでは正解にならないの」

蓉子は無情に言い渡した。そして、促すように祥子に視線を向ける。
と、姉の意を酌んで祥子が頷く。

「この場合の答えは……『一分後の猫は、生きてもいなければ死んでもいない状態にある』よ」
「そんな!」

由乃がすかさず抗議の声を上げる。

「『生きてもいない死んでもいない』なんてそんなことあるはずありません!『生きているか死んでいるか』どちらかのはずです!」
「詳しく言うと」

蓉子が話を引き継いだ。

「『猫の生死は、観察者が箱を開けて中を見た時点で決定する』の。それまでは猫は半生半死の状態にある、というわけよ」
「じゃあ……」

納得いかないといった表情で由乃が口を開く。

「『猫が生きているか死んでいるかを決定するのはふたを開ける観察者である』ということですか?」
「そのとおりよ」

蓉子が始めて笑った。この世の最期のような、美しく凄絶な微笑。

「あ、あの……」

令が困惑と怯えに満ちた顔で尋ねる。

「大変勉強になりましたけど……そ、それが今の状況とどういう関係が?」
「あの部屋の状況」

蓉子が薔薇の館の二階の窓を振り仰ぐ。
つられてその他の4人も彼女の視線の先を追った。

「『シュレディンガーの猫の箱』と似ていると思わない?」
「そ、そう……ですか?」

令が首をかしげる

「あの部屋にいるのは誰かしら?」
祐巳さんと聖さまです」

由乃が再度即答する。

「そう。一つの部屋の中にいたいけな猫……もとい子羊……いえ、狸が一匹。そしてそのすぐそばには、一分後に理性が崩壊して放射線よりもっとたちの悪いものを発生させる可能性が50パーセントではきかない狼が一匹」

 蓉子は少し間を取り、大きく息を吐いた。そして続ける。

「さて、今この瞬間……部屋の中の狸は襲われているのかしら?それとも無事なのかしら?」

 

沈黙。

つばを飲み込む音が二つ響いた。

 

「さっきの話を応用すると」

由乃が額に汗を浮かべながら答える。

「狸は今、襲われてもいなければ無事でもない状態……ということですか?そして現実問題として、誰かがあの部屋に踏み込んだ時点で無事かそうでないかが決定する……と?」
「そんな悠長な話ではないわ!」

突然、祥子がエクスカリバーのように鋭く叫んだ。

「誰かが踏み込んで決定するまでもなく、今!狸は半分襲われた状態にあるのよ!」
「そう、狼と狸が一つの部屋で二人きりになった時点で狸は半分襲われたことになる。わたしが言いたかったのはそれよ」
「つまり、わたしたちが今からあの部屋に踏み込んで決定するのは『狸の安否』ではなく……『狼の処遇』なのよ!」

 

絶叫。
そして沈黙。

五人のうち二人が身を震わせた。

 

「では、中に入りましょうか」
「そうですね」

蓉子と祥子が、顔を見合わせて頷きあう。
そして音も立てずにドアを開け、二人は室内に足を踏み入れた。

令ちゃん
「う、うん…」

令と由乃も、汗の浮かんだ顔を見合わせぎこちなく頷きあう。
そして二人は無言のまま、開けっ放しのドアを通って中に入った。

 

そして、あとには一人……

終始無言だった、藤堂志摩子が残された。

 

彼女は薔薇の館の二階の窓を仰ぎ見る。
が、すぐに背を向けた。

 

これから二階の部屋で何が起きるのか?
それがどう終結するのか?
その結末が今後にどのような影響を与えるのか?

 

志摩子にはすべてがわかっていた。

 

「降り出すまでには帰れそうね」

 

墨色の空を見上げてそうつぶやくと、藤堂志摩子は静かに歩き出した。

ほどなくして館の二階から聞こえてきた悲痛な叫び声にも、決して振り返ることなく……

静かに静かに歩き去った。

 

 

<おわり>

(初うp→04/4/9)

………………

P「聖さまといえば、たぶん原作で一番人気のキャラですが……いま思い返せば、ほとんど書いたことないです」

橘「これ、オチはどういうことなんですか?」
P「やっぱり伝わりませんでしたか。解説するのもカッコ悪いのですが……これは、『志摩子さんは“ラプラスの悪魔”だった』というオチなんです」
神「出たよ“ラプラスの悪魔”!」
比『“シュレディンガーの悪魔”と並ぶその手の人の御用達っスね!』

文「…マタイ5章28節。シスター」
ク「『だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである』……この聖句が何か?」
文「…その聖句に対して、『見ただけで姦淫になるなら、いっそ手を出してしまったほうがお得』…という論法があると聞いたことが」
ク「なんと愚かな。姦淫は“罪”なのですよ?」
文「…作中の祥子さまと容子さまの論法と、似ている気がします」
神「アタシはむしろ『可能性を生み出しただけでアウト』って言葉を思い出した」

サガンはどこだ!?

P「北海道土産、鮭の冷凍刺身です」
早「お、ありがと♪さっそく一杯やるわよ。酒飲み共集合~!」
楓「ルイベは友を呼ぶ♪ふふ」
(ゲーム内投下日 16/6/9)

 

………………

P「どうしても外せない話題が二つあります。どちらから聞きたいですか?」
凛「どっちでも良いよ?」
P「では、予定どおり、前座の話題から」
杏「前座やってる場合じゃなと思うんだけど」

P「ツール・ドゥ・ジェヴォーダン、という表記で良いのでしょうか……その第1ステージで、ギヨーム・マルタン勝利
保「第2ステージも3秒遅れにまとめて、総合優勝ね」
洋「哲学者さん、地味に覚醒入ったかな~」

P「本題。世界選男子エリート・ロードレース、サガン弟がスプリントを制し3連覇!化け物め」
保「3連覇は史上初。通算3勝も最多タイ記録ね」

洋「弟くん、どこにいたの!?どこから来たの?!いきなり出てきてびっくりしました!」
保「完全に息を潜めて隠れてたわね。コース的にも性格的にもアタックすると思ったんだけど」
P「結果的に正解でしたけど、ほんとよく我慢したもんです。気配まで消してましたからね。あのサガンが」

 

GVA『サガンいねえ!どこだ?!』
クヴィ『あ、そこにいるぞ!』
ジル 『違う!それはユライだ』

 

洋「2位は地元クリストフさん。またまたハンドル投げで負けちゃいました」
保「僅差だったわね。鮭の切り身一枚差、といったところ?」
P「お、上手いですね」
洋「ベルゲンはサーモン推しでしたからねー。上りの名前なんて『サーモンヒル』でしたし」
保「あそこを通るたびにサーモンが食べたくなったのはないしょ」

P「実際には30センチ差だったとのこと」
保「あら、ずいぶんと分厚い切り身になってしまったわ」

P「……あ、探したらありました、鮭ネタ」
楓「なんでもありますね♪」

洋「ボアッソンハーゲンさんは勝負に絡めず、1分4秒遅れの31位。残念!ま、クリストフさんの2位はそのおかげとも言えますけどね!」
保「それは、どうなのかしら。マシューズは3位ね。惜しかったわ」
P「これで、マシューズの世界選エリート・ロードの成績は、2位・4位・3位」
保「U23ロードでは優勝してるんだけどね」
P「ウェレンスは終盤に逃げを形成するも、実らず。デマルキやボームも入ったかなり危険な集団だったんですけど……晴れてましたしね」

 

杏「よし、じゃあもう一つの本題行こうか」
P「あの、疲れたんで明日で良いですか」
杏「えー、杏ともあろうものが寝ないで待ってたっていうのに~?だから前座なんてやってる暇ないって言ったのに」
P「ごめんなさい。飴、差し上げますので許してください」
杏「なら仕方ない。飴、いただこう!」
P「はい、鮭味です」
杏「……聞いたことはあったけど、実在したんだ」

理由(ワケ)あって、ダイエル!

アイドルマスターSideM(モビスター)』
『理由(ワケ)あって、ダイエル!』
(本日のクソネタグランプリ)
(ゲーム内投下日 17/9/1)

 

………………

P「Mマスのアニメが始まるんでしたっけ」
神「始まるな。10月からな。シンデレラガールズ劇場の2期も10月からな。よろしくな」

P「『サイドモビスター』は、同じことを考えた人がいましたね。痛恨です」
保「ダイエルまでは被らなかったからOKよ」
橘「『アイドル』と『ダイエル』……これは、絶妙というべきか微妙というべきか」

P「やばい、なんかアイマス界が激動してるっぽいんですけど、付いていけないやばい」
杏「付いていこうとしてないのが原因じゃないかな」
P「かもですかもです」

杏「完全新作のブラウザゲームが出るんだってね」
P「らしいですね。でも、そもそもあまりゲームに興味ないんでね。アイマス含めてね」
神「おい、プロデューサーにあるまじきこと言ってるぞ」
P「で、ブラウザゲームって何ですか?」
神「そこからかよ!」

P「モバマス6周年イベントのゲストが関ちゃんとお嬢と柚っぺ、の中の人っていう」
神「ということは、それまでに何らかの形でボイスが付くんだろうな。当日お披露目って線も……ない、ことはない、のか」
杏「で、荒木先生どうなった」

P「世界選U23男子ロード。日本勢、目立つ」
保「今回は人数も揃ってたし、積極的に動いてたわね」
洋「うんうん、逃げに2人も送り込んだり、猛アピールだったよ!」
P「ぶっちゃけ日本は弱小チームですけど、座して死を待たなかった姿勢は素晴らしい」
保「賭けには負けたけど、賭けに出ないと勝ちの目はないものね」

P「残すは、本日の男子U23ロードと女子エリートロード。そして明日はいよいよ男子エリートロード」
洋「どうなるのか、全く予想が付きません!」
保「誰が来てもおかしくない、としか言いようがないわね」

P「それでも、あえて予想するとすれば?」
洋「私はやっぱり、地元のボアッソンハーゲンさんです!コースの向いてる度はトップクラスだと思いますし」
P「今回のコース設定にはあのフースホフトが一枚噛んでますからね。保奈美さんの予想は?」
保「そうね、マシューズかしら。コースの向いてる度は彼も相当だし、乗りに乗ってるサンウェブ勢だし」
P「なるほど。では私は……ウェレンス、ないかなーって」
洋「天気は良くないみたいですし、あっても驚きません!」

凛「そういえば、ニキっていう選手がいたよね」
P「テルプストラですね」
保「あるいはニキアス・アルントね」
P「しかし何故ニキ……ああ、冒頭のシン劇“2期”からですか」
凛「うん。私の予想はそのテルプストラにしておくよ」
洋「うーん、わりとあるかもだよそのチョイス」

CGプロ自転車部選手名鑑035(二宮飛鳥)

二宮飛鳥;
元MTB王者。先行勢を単独で追い、一気にパスして独走に持ち込む『シューティング』(本人命名)が必勝パターン。
(ゲーム内投下日 17/9/11)

 

………………

P「ツール・ド・モルッカ第4ステージで、キナンの椿大志選手が独走勝利」
保「マレーシアのレースね」
洋「2クラスとはいえUCIレース初勝利!おめでとうございます」

保「レポートによれば、椿選手は序盤から逃げに乗ったようね」
P「逃げ切り濃厚になった終盤、先にアタックした選手に残り3キロを切ってから単独でブリッジをかけ、追い付き、そのままの勢いで一気に独走に持ち込んで、そのまま後続を寄せ付けずに逃げ切ったようです」
洋「ブリッジから即アタックなんて、強くてカッコいい勝ち方ですね!」
P「はい、カッコいいです。そして、この勝ち方こそ飛鳥くん命名の必勝パターンであるところの『シューティング』の理想形なんです。まさかここまで綺麗に決めてくれる選手がいるとは」
洋「しかも日本人です!」

凛「なんで飛鳥は『元MTB王者』設定なの?」
P「マウンテンバイクのニノ・シューターにあやかりました」
洋「先日の世界選手権で3連覇を達成したMTB版“絶対王者”です!」
凛「ふーん、ニノでシューターだから作戦名も『シューティング』なんだ」
P「飛鳥くんの命名にしてはちょっと実用的すぎるかとも思ったのですが、ね」
神「確かに飛鳥のセンスではないかもな」

保「ちょっと待って。椿選手が勝ったのは、第4ステージよね」
P「ですね」
保「第5ステージの優勝者の名前も、椿選手になってるわよ?」
P「……ですね」
洋「ま、まさか連勝ですか?!」

P「とりあえず、続報を待ちます。また明日」

アヴァンギャルド・タイムトライアル

晴「『お茶は身代潰す』って言うらしい」
肇「『釣りは悪魔の趣味』と言われます」
ち(人間を破滅させる趣味…私の理想像です♪)
(ゲーム内投下日 15/9/24)

 

………………

P「橘さん、水族館アイバラご出演中」
橘「まさか海釣りをすることになるとは思いませんでした」

杏「なんで『悪魔の趣味』なの?」
文「…確か、嵌ると抜け出せないから、だったかと」
P「お茶の方は、いくらでも高いものが存在するから、だったと思います」
凛「夢中になれる何かがあるのは良いことだけど、何事もほどほどだよね」

P「世界選男子エリート個人タイムトライアル。世界選にしては攻めすぎなコース設定が戦前から話題でした」
保「平坦あり、石畳あり、つづら折れあり、急勾配区間あり。なんともアヴァンギャルドなコースだったわね」
洋「しかも『バイク交換ゾーン』まで。まさかの赤絨毯区間!」

P「ディフェンディングチャンピオンのトニマルさんは激おこだったみたいです」
洋「どう考えてもまっとうなTTスペシャリスト向けではないにもほどがありましたから!」
保「いつかの『こんなのプロローグじゃない。サーカスだ』発言再びといったところかしら」

洋「上りがあるからフルームだとか、コンタさん走ったら強そうなコースだとか、地元のハーゲンダッツさんを勝たせるための設定だとか、いろいろ言われてましたけど……」

P「けっきょく終わってみれば、大本命デュムランの圧勝でした」
保「結果だけ見ると、収まるところに収まったわね」
洋「2位のログリッチに57秒差。3位のフルームに1分21秒差!」
保「圧倒的ね。ノーマルバイクに乗り換えず、TTバイクのまま上りをこなしたのは圧巻だわ」

P「あえて汚い言葉を使わせてもらうなら、デュムランは“クソ速かった”というところ。……ごめんなさいごめんなさい」