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P「速報。ツール・ド・ラン第4ステージ、FDJのダヴィド・ゴーデュがプロ初勝利」
洋「来ましたねー、期待の眼鏡ゴーデュくん!」
P「我らがライヘンバッハの立場がますます無くなっていきますねえ」
保「待って。ゴーデュくん初勝利は良いんだけど、同タイムの2位にピノなのよね」
凛「え。エースのピノさんが後ろなの?」
P「3位は55秒離れてジェニエ、ですから……」
保「2人で抜け出して、逃げ切り確定したから、最後はピノが譲った……というところかしら」
洋「うん、そんなところだね。不穏じゃない。ぜんぜん不穏じゃないよ?」
P「アークティック・レース・オブ・ノルウェー開幕。第1ステージを制したのはテウンス。……ディランの方ね」
保「ワロニー、ポローニュと連続総合優勝中のテウンス。ここも幸先良いわね」
P「今年後半に入ってからの覚醒っぷりが、まるでタマモクロス」
洋「完全に勝ち方を覚えちゃった感じですかねー」
P「ビンクバンクツアー第3ステージはサガン弟。これでプロ通算99勝目」
保「弟は今年27歳。これは、かなりのハイペースね」
洋「スプリンターは稼げるから。というか、スプリンターはステージを勝つのが仕事だから」
P「現役で100勝以上している選手は、カベンディッシュとグライペル、そしてバルベルデ」
洋「カヴとゴリラさんはスプリンターですね」
保「総合系として100勝してるバルベルデのすごさが際立つわね」
P「そんな師匠の100勝も、何割かは総合系としては破格のスプリント力の賜物ですし」
洋「スプリント力、というより決定力があるのは強みですねー」
P「スプリンターといえば、ツール・ド・ランの第3ステージでブアニが久々の勝利を飾ったのですが……どうやら、またやらかしたらしいんです」
洋「横から上がってきた選手にヒジ入れて落車させちゃったみたいですね」
保「それなのに、お咎めなしみたいね」
凛「え、なんで?」
洋「よくわからないけど、フランスのレースだから、かなあ……」
P「ビンクバンクツアー第4ステージが、エドワード・テウンス」
凛「『TEUNS』と『THEUNS』が同日揃い踏みだね」
保「どちらも『テウンス』表記で良いのかしら……」
P「ついでに、ポルトガル第6ステージ。地元のソーサが勝利」
洋「自動車のラリーで使うダートコースが組み込まれたステージだったみたいです。ソーサさんはそのダートコースでアタックを決めてそのまま独走で勝ったみたいですけど……はっきり言って、知らない選手ですごめんなさい」
保「今年41歳のベテランで、これが約3年ぶりの勝利みたいね」