家に智絵里軍団

シンデレラガールズと雑談のパッチワーク(ツイッター→ @yenichieri)

「みくにハラスメント」

 

 

………………

P「『みくにハラスメント』っていうタイトルの薄い本」
前「いきなりご挨拶だにゃ!って、こういうときに使う言い回しで良いんだよね?」

菜「それ、かなり前に一瞬だけものすごく話題になった漫画が元ネタですよね」
P「はい。まだツイッターなんてなかったころですが、なぜかネット上の一部で爆発的に話題になりまして、品切れになったんです。私は初版で持ってますけどね。初版で」
文「…初版自慢でしたか」
P「他に自慢できるような初版とかその類の本を持ってないので。ここぞとばかり。あ、でも、『百合姫』とか『百合姉妹』の創刊号なら持ってますよ」
菜「古参アピールいただきました!」

比「ちなみに、元ネタのタイトルは『みかにハラスメント』っス」
前「え?だったら『美嘉にハラスメント』で良かったんじゃない?なんでわざわざそこ“みく”にしたのっ!?」
P「そこはほら……ねえ」
比「まあ、ねえ」
前「なにその『わかってねーにゃー』的なやり取り!!」

 

P「とまあ、軽い感じで書き始めてみましたけど。ツール終わっちゃいましたよ」
保「終わったわね。積み残しがいっぱいあるけど、どうするの?」

P「……えっと、ざっと書いてみたんですが、かなり長くなってしまいました」
文「…この間、ざっと1時間」
P「これはちょっと長すぎるので、これをさらに刈り込んで、ひとつのステージにつき二言三言で済ませる感じにしましょうか。はい、台本」
洋「お、おっけー。語りたい気持ちを抑えてがんばります!」
P「では、行きましょう↓」

洋「えっと、第11ステージからかな~。このステージは集団スプリント。勝ったのは、ユアンくん!」
保「これがツール初勝利ね」
P「なんか意外な感じですよね」

洋「ピレネーに突入した第12ステージは、逃げが40人の大所帯に!」
P「最後は、ビルバオ、ミュールベルガーとの三つ巴スプリントを制したサイモン・イェーツがツール初勝利」
洋「これまた意外ですね!」

保「第13ステージは27.2キロの個人タイムトライアル」
P「長時間ホットシートを独占したのが、デヘント。それを更新したのは、2人だけ」
保「Gと、アラフィリップね。Gはともかく、アラフィリップには驚いたわ。まさにマイヨジョーヌ・マジック」
P「まさに『意味が分からない!』」
洋「久しぶりに聞けちゃいましたね!」

P「第14ステージは、111キロに1級と超級がひとつずつという難コース」
洋「しかも超級はあのトゥールマレー峠!」
P「これを制したのが、我らがピノ
洋「今年は明らかに調子が良いですね~!……なんてこのときは言ってたんですけど……」

保「第15ステージ、2級・1級・1級と越えて、最後にもうひとつ1級を上るこれまた難コース」
洋「制したのは、イェーツさん!サイモンの方!今大会2勝目です!」
P「ピノさんはランダとともにアタックを決めてタイムを奪うことに成功。いやぁ今年のピノは熱いね!って思ってたんですけどね……」

洋「休息日を挟んで第16ステージは集団スプリント!」
保「最高気温29度という暑さの中、イェーツに負けじとばかりユアンが2勝目」

P「第17ステージ、この日も33人の大所帯逃げだったのですが……ここで、ちょっとした珍事発生」
洋「なんとなんと、トレンティンさんが独走勝利!え、待ってお。じゃなくて、マッテオ・トレンティンさん?あの、スプリンターさんですよね?!」
保「これがツール3勝目だけど、これまでの2勝は集団スプリントね。今年はツールまでに3勝してるけど、これもすべて集団スプリント」
P「まさに珍事」

保「第18ステージ。序盤の3級と中盤の1級のあと、超級イゾアール峠と超級ガリビエ峠を越えるクイーンステージね」
洋「ここで来ました、キンタナさん!強い村長が帰ってきました!」
P「いやほんと、あのころのキンタナの圧倒的な走りでした」

保「そして、第19ステージね。突如降り注いだ雹と、それによる土砂崩れの影響で、126.5キロのコースが89キロに短縮に」
P「英語実況で見てたもので、最初は何が起こってるのかよく分かりませんでした」
洋「とにかくレースは短くなって、ステージ優勝者はなし。マイヨジョーヌはついにルルさんの手を離れ、ベルナルくんのもとへ!」

P「最終決戦、第20ステージ。前日に引き続き、ここも短縮に」
洋「130キロが59.5キロに!平坦20キロのあと超級バル・トランスの上り一発勝負!」
保「この不測の事態を見事に制したのが、ニバリ。こういうときはやっぱりベテランなのかしら」
P「マイヨジョーヌはベルナルとイネオスが守り切り、ここに戦後最年少総合優勝者の誕生となりました」
洋「ぱちぱちぱち~」

保「第21ステージは、お馴染みシャンゼリゼの凱旋コース」
P「『スプリンターが最も勝ちたいレース』といわれるこのステージを制したのは、カレブ・ユアン
洋「ツール初出場にしてハットトリックシャンゼリゼを持ってっちゃいました!すごい!」

P「ふう。あちこちカットしたんですけど、わりと長くなりましたね。疲れましたわ」
保「もうツールもないし、ゆっくり寝てちょうだい」
P「そうさせていただきます」
洋「お休みなさ~い♪」

 

凛「ちょっと。あのこと書かないの?悲しいのはわかるけど、無かったことにするのはどうかと思う」

 

P「……ですよねー」
保「反論できないわね。ね?洋子さん」
洋「ぐぬぬ……わかりました。私が言います!」
P「お願いします」

洋「第19ステージで、ピノさんがリタイアしました」

P「その2日前だかに、落車したときハンドルだかペダルだかを膝にぶつけたそうです」
保「そのときはなんともなかったのに、時間がたつうちにどんどん痛みが出て、最終的には歩くのもつらい状態だったらしいわね」
洋「あんなに、あんなに調子が良さそうだったのにっ……無念としか!言いようがないです!」
P「そりゃあ号泣もしますよね。もらい泣き必至ですわ」
保「あんなに泣きながら走ってる選手はたぶん初めて見たと思うわ」

洋「でも大丈夫!ピノさんはもう次に向けて気持ちを切り替えてるって言ってますから!また次があります!」
P「正しくね。がんばれピノ!……あと、できればライヘンにもおこぼれ下さい」
保「……ライヘンバッハは、総合17位ね。アシストとしては悪くないと思うわ」
P「かもしれません。でも、ゴーデュが13位なんですよ」
洋「眼鏡くん、良い仕事してましたよね!あれで13位はあっぱれです!」
P「ぐぬぬ。……まあライヘンもナショナルチャンピオンジャージで目立ってましたから!ひとまずはそれで良しと、しますか。はああ……」

 

前「って!ちょっと、今日のタイトルこれなのぉ?!まぁそんな気はしてたけど!はあああ……にゃあぁ」

P「今日はがんばったし、ツイッターに上げよっかな」
前「断固阻止!」