家に智絵里軍団

シンデレラガールズと雑談のパッチワーク(主にプロレス・自転車談義)

『55キロ独走』というインパクト

 

 

………………

P「昨夜のロンド、すごいレースになりました」

洋「いろんなことが盛りだくさんで、もうなにから言えば良いのやら!って感じでした。で、なにから言いましょう?」
保「やっぱり、勝った人のことが最初よね」

P「第101回ロンド・ファン・フラーンデレンを制したのは、フィリップ・ジルベール
洋「なんとなんと、55キロ独走勝利!圧巻でした!」

夏「55キロ独走って、すごいなそれ」
P「良いですねえ、詳しくない人にもすごさが伝わる『55キロ独走』のインパクト」

洋「インパクトといえば、グライペルさんのクライムがインパクトありました!」
保「力ずくで坂を上るさまがまさに“ゴリラ”という感じだったわね」
P「私のインパクト大賞は、コリン・リベラのちびっ子っぷりです。それはさておき」

洋「残り55キロで抜け出したときは、『早すぎる!』って思いましたよね?『これで勝てるのはカンチェさんぐらいだよ~!』って」
P「ほとんどの人がそう思ったでしょう。ジルベール本人ですらレース後のインタビューで『誰もがクレイジーだと思ったに違いないし、自分でもクレイジーだと思った』と言ってるぐらいです」
保「実際、モニュメントで50キロ独走して勝ったのは、レースは違うけどカンチェラーラと……あとは、チミルぐらいしか知らないわ。寡聞にして」
P「しかも、走ってるのは“黄金のタレ”ジルベールですからねえ」
洋「タレてゴール前1キロぐらいで捕まる姿が容易に目に浮かびました!ごめんなさい!」
P「ところがどっこい、ジルベールは最後までタレることなく、みごと逃げ切ってしまいました」
保「これが現ベルギー王者にして元世界王者ジルベールの本来の実力、というわけね」

洋「振り返ってみれば、カギは『カペル・ミュール』でした」
P「ロンド名物のひとつでありながら、ここ数年 レースから外されていた『カペル・ミュール』。久々に復活したと思ったら、いつもの終盤ではなく残り95キロ地点に設定されていて、これは大勢に影響ないだろう、と言われていたのですが……」
洋「ふたを開けてみれば、バッチリ勝負を分けるポイントになっちゃいましたね!」

P「カペル・ミュールジルベールのチームメイト ボーネンがペースアップ。これでレースが一気に動き、集団は14人に」
洋「ボーネンジルベール、ファンマルク、クリストフ、シャバネル、ロウ……精鋭も精鋭!」
保「でも正直、絞り込むのが早すぎると思ったわ」
P「これもまた、見てる人のほとんどはそう思ったでしょう。もしかしたらそこまでガンガン行くつもりでもなかったのかもしれません。しかし、結果としてサガンとヴァンアーベルマートを後方に置いてくることに成功したせいか、ボーネンはペースを落とさず集団を牽引」
洋「集団はそのままの勢いで後続を突き放し、逃げを捕らえ、そして『オウデ・クワレモント』でジルベールが発射!」
P「早すぎる!という、見ている側の不安をよそに、ジルベールは快調に飛ばし、石畳の上りも難なくこなして行きます。一方、追走集団はボーネンらが抑えに入り、差はなかなか埋まらず」
保「そうこうしてるうちに、ファンマルクとロウが落車、サガンとヴァンアーベルマートが追い付いた、と思ったら」
洋「ここで今度はボーネンさんにメカトラ!それが見えたのか、サガン弟くんがアタック!」
P「反応したのは、ヴァンアーベルマートとナーセン。強力な追走トリオ結成。…と こ ろ が」
洋「なんと、サガンが落車っ!ここで思わず叫んじゃいました!」
P「ほかの2人も巻き込まれましたが、ヴァンアーベルマートは素早くリカバリーし再スタート。しかしサガンとナーセンは復帰に手間取り、試合終了」
保「そんなことは知らず、逃げるジルベール。追うヴァンアーベルマートには、ファンバールレとテルプストラが合流」
洋「一見 3対1ですけど、ニキさんことテルプストラはジルベールのチームメイト。つまりヴァンアーベルマートさんの抑えです。……抑え、でしたよね?」
保「途中、普通にローテ回してたようにも見えたわよ?」
P「やや不穏でしたね。まあ、なかなかアレなヤツでお馴染みのニキですし。ジルベールも、追い付かれたらニキで勝負もアリと腹積もりしていたみたいですけど」
洋「けっきょく3人は追い付けず、前ではジルベールが自転車を掲げるパフォーマンスを魅せつつゴール!かっこいい!」
P「という次第」

保「総括すると、クイックステップのチームプレーが光ったレース、というところかしら」
洋「ついこの前まで『数の優位=負けフラグ』なんて言われてたのに、みごとに機能してたね」
P「誰でも勝てるゆえに、人数揃うと足並み揃わず勝てない。しかし、ひとたび まとまればこんなもんさ、ということでしょうか。記事の方はなんかまとまり悪いですが、本日はこれにて」

 

 

凛「そういえば、エルビティって人は?」
保「……影も形もなかったわ」
洋「エースのベタさん、いつの間にかリタイアしてたし」