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P「個人タイムトライアルの日、スタート前に花を摘んで ヘルメットに挿し、『この花が枯れる前にゴールする』と宣言する相葉ちゃん……というのはどうでしょう」
洋「なかなか粋で風流なパフォーマンスですね!」
保「実際問題、それって可能なのかしら?」
P「プロローグみたいな短距離TTなら、あるいはワンチャン」
凛「枯れる前に、風圧で散りそうだけど」
文「…名前は忘れましたが、ある武将に似たようなエピソードがあったような」
P「青竹を切って旗指物代わりに背中に挿して、その葉が枯れる前に敵陣を全滅させた……とか、そんな感じでしたかね」
杏「砂時計のアルフかな」
菜「いましたね~、そんな修羅。憤詛熄!」
洋「あ、今年どこかのレースで『600メートルの上りプロローグ』ってありましたよね」
P「ありましたね。その手があったか、って感じでした」
保「あれなら、急坂でそんなにスピードも出ないし、タイムもかなり短いから、花を枯らさずにフィニッシュできるかもしれないわね」
P「ただ、自分で言っといてなんですが、規定違反になるかもしれません」
洋「ひまわり片手に走ってた某社長もいますし、そこまでうるさいこと言わないんじゃ」
保「今年のツールで、傘さして走ってた選手がいたわよね」
P「ヤルリンソン・パンタノですね。ステージ優勝もしました」
保「あれも確か、厳密には違反行為だったはず。でも、特に問題にはならなかったわ」
P「古くは麦藁帽かぶって走った選手とか、コーンかぶって走った選手なんかもいたと聞きます。ヘルメット義務化以前の話ですが」
神「コーン?あの赤いとんがり帽子みたいなコーンを頭に?」
P「それです」
神「もうなんなんだよロードレースって……」